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Medical Town 赤ちゃんから高齢者まで、 すべての人が健やかに暮らせるまち(後編)

2017-05-02

笑顔いっぱいの、妊娠・出産・子育てを

女性特有の悩みを受け止めてくれる、身近な産婦人科クリニック。行政・大学病院と連携し、安心して、妊娠・出産・子育てができる環境も整えています。

 

開業医と大学病院が連携し、安心安全な妊娠・出産環境を実現

「女性に笑顔で活躍してほしい」と話す中村朋子院長

平成28年10月にオープンした「このはな産婦人科」。柔らかな陽射しが差し込む院内には、キッズコーナーも整備。サロンのような雰囲気のなか、リラックスして健診や診療を受けることができます。
「女性が健康で過ごすために、産婦人科は重要な存在。妊娠・出産期はもちろん、思春期から高齢者まですべての女性にとって身近なクリニックでありたいですね」と中村朋子院長。診察室はプライバシーへの配慮も行き届いていて、デリケートな悩みも安心して相談できます。

経験豊富なスタッフの皆さん、包み込むような笑顔に癒されます

また、長年勤務した山梨大学医学部附属病院との連携により、がん検診や不妊治療の相談など幅広く対応。とりわけ妊娠・出産に際しては、電子カルテにより患者情報を共有。妊婦健診は「このはな産婦人科」で受診し、出産や急な異変には大学病院が対応するという、新しい出産のカタチ「産科セミオープンシステム」を採用し、より安全な出産を実現しています。

ゆったり落ち着いた雰囲気の受付 このはな産婦人科
検査中も、ゆったりと過ごすことができます プライバシーにも配慮された診察室

 

出産後もサポートし、笑顔の子育てを応援

生後1か月半の赤ちゃんとママを対象にした『にこにこママルーム』

もう一つ大きな特徴が、出産後のケア。「周囲に頼れる人がなく、一人で慣れない育児に奔走する母親は少なくありません。ただでさえ、産後はホルモンバランスが崩れてストレス過多に陥りやすいのに、これはとても大変なこと。精神的に不安定になり、そこから虐待につながったり、『産後うつ』を発症したりといったことが、今、社会問題になりつつあります。その点甲斐市では、妊娠・出産・子育て期までの切れ目のない子育て支援『ネウボラ事業』を実施し、若い世代が、産みやすく、育てやすい環境の整備を進めています。とてもいいなと思いますね」と中村院長。

ママが笑顔だと、赤ちゃんも笑顔に

このはな産婦人科でも、その一環として産後ケアを担当しているとのことで、「従来は産後1か月健診で終了となっていた妊産婦のサポートを延長し、生後1か月半の親子が対象の『にこにこママルーム』や、生後6か月までを対象とした『子育て相談室』を実施しています。授乳や発育など子育てに関する様々な悩みを解消するとともに、赤ちゃんと一緒に外出をしたり、他の親子と交流したりすることで、笑顔で前向きに子育てを楽しめるスタートになればと思います」と、笑顔で話します。
後日、クリニックの一室で行われていた「にこにこママルーム」を訪ねてみました。最初は不安そうな表情で、保健師さんや助産師さんの話に耳を傾けていた新米ママ達。会が進むうちに、だんだんと穏やかになり、笑い声も聞こえて来て、最後は明るい顔で帰って行った姿が印象的でした。

 

このはな産婦人科

このはな産婦人科

山梨県甲斐市西八幡1950-1
TEL:055-225-5500
診療時間:〈平 日〉9:00~12:00、15:00~18:00
〈土曜日〉9:00~12:00、14:00~16:00
休診日:木曜および日曜・祝日

 

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