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自社農場生産葡萄だけを使用したこだわりのワイン『敷島醸造』

自社農場生産葡萄だけを使用したこだわりのワインを『敷島醸造』

2015-12-22

茅ケ岳の南麓に位置する昇仙峡の近くのワイナリー。創業以来、地元で収穫されたブドウを使用して、こだわりのワイン造りをしている「敷島醸造」にお話を伺いました。

ブドウ栽培には最適な環境

栽培には最適な環境

亀沢地区に6ha、穂坂地区に1haの自社農場で、13種類のブドウを栽培しています。この地域は、傾斜地で水はけが良く、地盤が粘土質であること、甲府盆地より2~3度気温が低いことなど、ブドウ栽培には最適な条件が揃っています。農場では、昔ながらの棚栽培とヨーロッパでよく見られる垣根式の栽培を行っており、面積的には垣根式、収量的には棚栽培の割合が高くなっています。年間の出荷量は4~5万本に上ります。

ワインに対するゆるぎない自信

ワインに対するゆるぎない自信

戦後間もない1950年代頃からブドウ栽培、ワイン製造を始めました。日本ワインコンクールでは、ほぼ毎年入賞しており、昨年は4度目となる銀賞を受賞しました。受賞ワインは、「甲州シュール・リー」。ぶどう本来の果実香と清涼感のある酸味が一体となった奥深い味わいの辛口ワインです。是非、お試しください。他にも甲州、シャルドネ、ソーヴィニョン・ブラン、ベリーA、メルローを使ったワインや甲州ワインで作ったスパークリングワインもお勧めです。

ワインだけではなく、ブドウ栽培から知っていただきたい

ワインだけではなく、ブドウ栽培から知っていただきたい

ワインを飲んでいただくだけではなく、ブドウ栽培からお客様に知っていただきたいという想いからブドウの木のオーナー制度をしています。現在100人弱の方にオーナーになっていただいております。ワインをお届けするだけではなく、ブドウ栽培(剪定、芽かき、草刈、収穫など)の体験、10月下旬の新酒祭りへの招待、ワイン教室など、よりワインを身近に楽しんでいただけるような企画をご用意しています。

より多くの方にワインを楽しんでいただくために

より多くの方にワインを楽しんでいただくために

ワイン工場見学も行っています。ツアーや団体客など小グループが多いのですが、年間を通して多くの方に来ていただいています。お客様は東京を中心に、関西方面からのお客様もいらっしゃいます。また、団体様向けになりますが、落ち着いた雰囲気のテイスティングルームで色々なワインを楽しんでいただける企画もございます。
※予約が必要となりますのでお問合せください。

豊かな自然と都市の調和

甲斐市は豊かな自然もありますが、都市化された地域もあり、自然と都市のバランスがとれていると思います。雪もあまり降らないですし、雄大な富士山や四季折々の表情を見せる山々などの自然が身近にある、住むには大変良い所です。
敷島醸造の東側を流れる亀沢川では、夏に蛍も出るんですよ。
現在も東京に近いということで利便性が高いですが、今後、中部横断道やリニアの開通によってより生活しやすい地域になるのではないでしょうか。まだまだこの地へ移住してくる方は少ないですが、是非この環境を楽しんでいただきたいです。

~取材を終えて~~
輸入ワインとのブレンドを行わず、自社農場生産葡萄だけを使用してのこだわりのワイン。家族や仲間とバーベキューができる付属施設もあり、アットホームな雰囲気が伝わってくるそんな場所でした。

取材させていただきました敷島醸造 代表取締役社長の保延実さん

取材をさせて頂いた、敷島醸造株式会社 代表取締役社長 保延 実様

電話番号 055-277-2805
〒400-1113 山梨県甲斐市亀沢3228
営業時間:不定休
メール:info@mountwine.co.jp
URL http://www.mountwine.co.jp/

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