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甲斐市へ移住した方に聞いてみました。Vol.4

2022-11-10

東京都から移住したHさんご夫婦(40代、県内出身・県外出身)にお聞きしました。

 

移住を検討されるに至った経緯を教えてください。

私たち夫婦は東京で長く暮らしていました、そこでの暮らしは便利でそれほど不満もなかったのですが、コロナの影響で状況は一変しました。
満員電車での通勤等、常に人であふれた都会では安心できる場所は限られており、いつ感染してもおかしくない状況でした。
次第に感染のリスクが高い都市部より、のどかな田舎で暮らしたいと思うようになりました。
その後、私はリモートワークに移行し通勤からは逃れられたものの、当時の東京のアパートではデスクを置く等の仕事スペースを設けることはできずに、生活スペースと同じ場所で仕事をこなすしかありません。
その面でも広くて家賃が抑えられる家での生活は魅力的で、地方への移住の思いは強くなっていきました。
ただ、夫婦共働きで二人とも東京で働いていたので「いつかは移住したいね」という会話はしつつも、実現は難しく、ただ思い焦がれるだけでした。
そんな中、妻は退職を決心。私のリモートワークという働き方で場所の縛りがなくなったことで、移住があこがれから一気に計画の段階に進みました。

移住先を選ぶにあたり、甲斐市のどういった点が決め手になりましたか?

最初はたくさんの候補地がありました。
その中でも私が甲斐市出身で、両親や兄弟も甲斐市に住んでいましたので、家族みんなで近くに住めるならそれに越したことないと思い決めました。移住というよりはUターンですね。
私が住んでいたころとは道が変わっていたりもしましたが、それでも知っている街ですので大きな不安はありませんでした。
なにより登山やハイキングが好きなので、山に囲まれた環境はとても魅力的でした。
甲斐市には賃貸物件も多く、それなりの数から選択できるのもよかったです。

甲斐市に住んでいて、「来てよかったなぁ」と実感するのはどんな時ですか?

田舎暮らし定番といえば自給自足。
私の実家は小さいながらも畑があるので、その一角を間借りし夫婦で家庭菜園を始めました。
最初は右も左もわからずでしたが、農業系のブログや動画で勉強し、今ではそれなりの畑になりました。
手間はかかりますが、立派に育った野菜が採れたときの感動はひときわですし、自分で育てたやさいは本当においしく感じられます。

週末は夫婦で畑を耕したり、近くの山に登ったり、公園を散歩したりと、東京で自粛生活をしていた頃からは想像できないくらいアクティブになりました。
本当に移住してきてよかったなぁと思います。

実際に甲斐市に住んでみて、驚いたことや意外に感じたことはありましたか?

まず便利だと思いました。田舎暮らしというと「不便で車がないと生活できない」などの話を聞いたりもしますが、私の家は徒歩圏内にスーパーマーケット・ドラッグストア・100円ショップ・コンビニ等の商業施設がそろっており、東京で暮らしていた時となんの遜色もありません。

その一方で、田園風景が広がり、釜無川が流れ、遠くには富士山・南アルプス・八ヶ岳などの山々が広がり自然も豊かです。
日常の中に「いい景色だなぁ」と思えるシーンが多々あります。
豊かな自然と便利さが共存できており、「都市」と「田舎」の両方が体感できるとてもバランスが良い街だとおもいました。

移住を検討されている方に対して、アドバイスやメッセージをお願いします!

自宅の窓から富士山を眺めつつ、広くなったデスクでリモートワーク、週末は畑で野菜を育てる生活。
東京で過ごしていた頃、漠然と憧れていた暮らしが現実的なものとなりました。
自分が移住先でどのような生活がしたいかを明確にすることで、どのような土地が最適なのかが見えてくると思います。
候補が絞れて来たらその土地のことを知ることも重要です。Uターンで知った街ではありましたが下調べをし、移住後の生活をいっぱい想像しました。
でも最後は決断力です。私たちはあの時、思い切って決断してよかったと思います。
移住を検討している方が山梨、その中でも甲斐市を選択するなら、もしかしたらご近所さんになるかもしれないですね。

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