甲斐敷島梅の里クラインガルテンで田舎暮らしを体験（後編）

前編に引き続き甲斐敷島梅の里クラインガルテンでの田舎暮らしについてご紹介します。今回は実際に利用されている田中さんに甲斐敷島梅の里クラインガルテンでの過ごし方や地元の方やガルテナー（クラインガルテン利用者）の方々との交流についてのお話を伺いました。

定年退職後の「暮らし」をイメージ

　私の場合は定年退職後にどのように暮らしていくか、定年が徐々に近づいてくるにつれ、「退職後に何をして、どのように過そうか」と、夫婦でよく話をするようになりました。そのような時に、関東のとある県が「田舎暮らしセミナー」を開催するという新聞記事に目がとまり夫婦で参加することに決めました。セミナーでは、移住とか就労斡旋など説明がありましたが、説明の中で、私が一番興味を持ったのがクラインガルテンでした。
その後、定年が迫ってきましたので、今から５年くらい前に退職後の生活準備の一環として、各地のクラインガルテンを家族で訪れてみようと思いました。３か所のクラインガルテンを訪れましたが、最後に「甲斐敷島梅の里クラインガルテン」に訪れ、その素晴らしさに何の迷いもなくその場で決め、しかも運よく利用することができて感謝をしています。

野菜を育て、漬物を作る充実感。

　甲斐敷島梅の里クラインガルテンではガルテナーの方々の中にはブルーベリーを育てている方や農家の方が手入れを出来なくなった梅の木を育てている方もいます。私は主に白菜、キャベツ、大根、カブ、胡瓜、人参などの野菜を作っています。採れた野菜で漬物にするなど楽しんでいます。手作りの漬物というのはとても美味しいですよね。また、甲斐敷島梅の里クラインガルテンの周辺は、甲州百目柿の産地ですので、収穫の季節になりますとガルテナーの干し柿作りも盛んになってきます。

地域の人とのふれあい

私はクラインガルテン周辺の地域の方とのふれあいは大切だと考えています。
身近におられる「ゆうのう敷島」の方々やお世話になっている農家の方には野菜の育て方などを指導していただき、時には夫婦で農家の方のご自宅に伺わせていただくこともあります。大変親切にしていただき感謝しています。
また、近隣で野菜作りをされている方との交流もあります。近隣の方と知り合うきっかけは、散歩のときの声掛けなどですが話をしていると楽しいですよ。野菜、みかん、柿などをいただくこともあります。

そして、甲斐敷島梅の里クラインガルテンの近くに景観の素晴らしい棚田があり、「NPO敷島棚田等農耕文化保存協会」が設立され、同会によって棚田の一部を保存する活動が行われています。私は入会して4年になります。ほとんど地元の方が会員ですが、ボランティア活動に極めて意識の高い人たちが会員となって活動されていますので、棚田のことだけではなく、いろいろなことを教えてもらっています。
今では、会員の方との触れ合いが深まり会話も楽しく、お会いすることが楽しみになってきましたし、会員の皆さんと一緒に汗を流した後の充実感や爽やかな気持ちは、定年退職後、時間の空いた身となった今、ほかでは味わえないものがあります。

地域の方の人柄、これが一番。

甲斐敷島梅の里クラインガルテンは私たち夫婦だけではなく娘夫婦、3人の孫たちも大変気にいってくれていますので、折に触れてはクラインガルテンに来てくれます。クラインガルテンで家族と一緒に過ごすことができるのは私たち夫婦にとってこの上ない幸せな時間ですが、他に甲斐敷島梅の里クラインガルテンを利用して良かったな、と思うところは……

• 地域の方の人柄、これが一番ですね。皆さん大変親切です。
• 富士山や多くの山々が見える素晴らしい景観。（各ラウべからの景観には違いがあります。）
• 街中には多くの温泉があり、大いに利用しています。
• 街に近く、買い物等に大変便利です。
• クラインガルテンの建物（ラウベ）が平屋で使い易い。

クラインガルテンを利用している上の苦労といえば、クラインガルテンに私一人で、行ったときの食事のです。私は、料理はほとんど作れないので三度の食事づくりには、今も苦労しています。

田舎暮らしに興味のある方はぜひ説明会に参加されることをおススメします。

甲斐市では、移住やクラインガルテン利用についての各種の説明会等を開催されると思いますので、「田舎暮らし」や「クラインガルテン」に興味のある方は、まずは参加されることをお奨めいたします。そして、山梨県への旅行等の際などに是非、「甲斐敷島梅の里クラインガルテン」まで足を伸ばして見に来てください。その素晴らしさを実感していただけると思います。

田中さん貴重なお話をありがとうございました。
甲府盆地と富士山の眺望がとても良い自然豊かな甲斐市でお手軽にスローライフが体験できる甲斐敷島梅の里クラインガルテン。
ぜひ説明会に参加してみてはいかがでしょうか？